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2025-05-10 [Sat]
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2010-03-20 [Sat]

とりあえず一安心といったところでしょうか?

例の青少年健全育成条例の改正案については
継続審議になったそうです。
コトの成り行きをハラハラしながら見ていましたが
拙速に採決されなくて本当に良かったです。
とはいえ、まだこの改正案が廃案になったわけじゃない。
今後も関心を持ち続けなくてはならないと思います。

それにしても今回の件については
自分もいろいろ考えさせられました。
「青少年の健全な育成のために有害なものを排除」
その理念が間違ってるとは言いませんが
世の中に有害なものなぞ溢れかえってるのが現実。
それらに触れずに成人する子供はまずいないだろうし
逆に、無菌状態で大人になっちゃう方が
ある意味怖いかもしれん。(反動的な意味で)

もちろん自分も「これちょっと刺激強いのでは?」
と思うマンガやアニメはあります。
でも、どれをセーフでどれをアウトと考えるかは
私個人の感覚ですからねえ。
今回の改正案の内容や、都側の発言を読みましたが、
やたら「みだりに」とか「おぞましい」とか「目をおおいたくなる」
などという言葉がでてきて、
これだって完全にその人自身の感覚なんだと思います。
この改正案が通ってしまえば
そういう個人的な感覚ですべてが決められてしまう
可能性が高い。

今回、「非実在青少年」という造語を作って
18歳以下のキャラクターを使った創作物に
法律が制限をかけようというのは
どう考えても乱暴な気がします。
18歳未満のキャラクターによる性交類似行為
がダメというと、解釈によってはキスまで含まれる。
これでは創作活動―表現の自由への規制と
考えるのが普通でしょう。
青少年のラブストーリーなどうっかり作れないっすよ。
これは被害者が実在する児童ポルノとは
まったく話が別のはずですが…。
青少年の健全育成という観点なら、
作品内容への規制よりもゾーニングが重視される
べきだと思うんですがね。

継続審議ということで、廃案になったわけではない。
今後も議論の行方をしっかり見つめていきたいと思います。
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